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技術士一次試験

タグ :資格試験 2022年5月21日 by Proactive-cybernetics

技術士一次試験について


技術士の試験には一次試験と二次試験がありますが、二次試験まで合格し、かつ技術士の登録を受けて
はじめて技術士を名乗ることができます。

  • 一次試験 : 誰でも受験できる。(学歴・実務経験不問) 出題形式は多肢選択式
  • 二次試験 : 前年までの一次試験合格+実務経験が受験要件 出題形式は小論文+口頭面接


一次試験の合格者は「修習技術者」と呼ばれ、日本技術士会に準会員として入会したり「技術士補」として技術士の指導を受けたりできます。

https://www.engineer.or.jp/sub02/

一次試験には「基礎科目」、「適性科目」および「専門科目」の3科目があり、問題はすべてマークシートの択一形式の問題で出題されます。

受験動機


職業エンジニアとしての自己研鑽のため、社外の優れたエンジニアとの繋がりが欲しかったためです。

不純な動機として、ゆくゆくは名刺に「技術士」の三文字を入れてドヤ顔してみたかったという気持ちも無くは無かったです。

出願


2021年の一次試験の受付が6月中旬に始まったので、電気電子部門で出願しました。

(ネットワークスペシャリスト試験の合格証書があれば情報工学部門で専門科目の免除もできたのですが、この時期は合格発表前なので免除は使えませんでした。)
 
技術士試験は郵送による出願のみが受け付けられており、Webフォームによる出願などという便利なものはありません。

申込書の作成には

  • 日本技術士会のサイトからマクロ付きExcelファイルをダウンロード
  • Excelファイルに必要事項を記入して、PDFファイル生成マクロを実行
  • 生成された受験申込書PDFファイルを印刷する


という手順が必要でした。私は個人ではプリンタもExcelのユーザーライセンスも持っていないので面喰いました。

多少手間ではありましたが、技術士のコミュニティとの繋がりが欲しい一心で出願手続きをやり抜きました。

学習


適性科目で問われる「技術士法」や「技術者倫理」の内容は、以下の書籍で学習しました。

技術士教科書 技術士 第一次試験 出るとこだけ!基礎・適性科目の要点整理


あとは以下の2冊で過去問を2年分ほど解きました。

2021年版 技術士第一次試験基礎・適性科目 完全解答

技術士第一次試験電気電子部門過去問題集

受験


11月の初旬、出願をした事実を忘れかけたころに受験票が届きました。

そして、11月中は2年分の過去問演習だけという**申し訳程度の対策**をして試験に臨みました。

試験当日は穏やかな秋晴れ、今年通算3回目の青山学院相模原での受験でした。

解答発表と自己採点


12/6に日本技術士会のサイトで一次試験の解答が発表されたので、自己採点を行いました。

[https://www.engineer.or.jp/c_topics/004/004106.html:title]

自己採点結果は

  • 基礎 13/15
  • 適性 13/15
  • 専門 20/25


でした。

各科目とも5割がボーダーなので、余裕の合格見込みです。
これで心置きなく合格発表を待てそうですが、合格発表は来年の2月なのでまだまだ先です。

これからの予定


まずは、一次試験の合格を確認したら記念に官報を購入したいです。(合格者の本名が掲載されるため)

あとは、修習技術者向けの会合にも出席しようと思います。

なお、技術士二次試験の要件にある実務経験として

(3)科学技術に関する専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又は
これらに関する指導の業務に従事した期間が通算7年を超える者。
(技術士補となる資格を有した日以前の従事期間も算入することができます。)


という記載があるので、このまま来年の二次試験に挑戦してもいいかもしれません。

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